省エネ適合性判定、BELS、住宅性能評価、低炭素建築物認定、CASBEEの実務で判断に迷う論点は、国土交通省・住宅性能評価・表示協会・IBECsが公開しているQ&Aや質疑応答集に先例があることが多いのですが、資料がPDFとWebページに分かれて置かれているため、どこにあるのかを探す時間がかかります。本ページは、その公式Q&Aの所在を制度別に一覧にしたリンク集です。内容の要約はせず、各資料の発行元・版・更新日・構成だけを添えて、原文にあたるための入口として整理しました。制度や基準は改正されるため、リンク先では最新版をご確認ください。
01 — SECTION
審査機関ごとに判断が分かれやすい論点は、所管行政庁と登録判定機関の協議の場である省エネ適判部会のQ&Aと、国土交通省の質疑応答集に先例があることが多い分野です。まずこの2本を確認します。
一般社団法人 住宅性能評価・表示協会 省エネ適判部会
国土交通省・所管行政庁・登録判定機関の協議の場として評価協会に置かれた省エネ適判部会が公表するQ&Aです。「住宅・非住宅 共通」「住宅」「非住宅」の3部構成で、共通は制度等・適用除外建築物・手続き等・WEBプログラム、住宅は省エネ性能の評価(全般)と省エネ計算(外皮計算・WEBプログラム)、非住宅はWEBプログラム・モデル建物法・標準入力法の順に並びます。各問に附番と公表日が付いています。
掲載元:各制度Q&A(評価協会)。別紙として「法第20条第一号の適用除外用途の整理」「太陽光パネルのシステム容量 宣言書(案)」が付いています。
国土交通省 住宅局
令和4年改正法(令和4年法律第69号)の制度説明会で寄せられた質問をもとに、国土交通省が随時更新している質疑応答集です。建築物省エネ法関係は「制度全般・義務付対象」「増改築の扱い」「全面義務化の施行日関係」「省エネ性能の評価(全般)」「仕様基準」「省エネ計算(外皮計算・WEBプログラム)」「省エネ基準適合確認手続き(省エネ適判・完了検査等)」「気候風土適応住宅」「大規模非住宅」「その他」の10節に、表示制度・建築物再生可能エネルギー利用促進区域制度・住宅トップランナー制度が続きます。後半は建築基準法関係(4号特例の見直し等)と建築士法関係です。各問に追加・更新日が付いています。
掲載元:改正建築物省エネ法・建築基準法等に関する解説資料とQ&A(国土交通省)。PDFは差し替えでURLが変わることがあるため、掲載元から最新版を開くのが確実です。
国土交通省 住宅局
改正法制度説明資料・逐条解説・質疑応答集・標準計算マニュアル・仕様基準ガイドブック・各種ツールが一箇所にまとまった国土交通省側の入口です。お知らせ欄には、技術情報の改定に先行して公表される個別のQ&A(床面積の端数処理、給湯・暖房一体型、日射制御を目的とした付属部材の季節切替評価など)が日付付きで追加されます。
一般社団法人 住宅性能評価・表示協会
省エネ適判部会の位置づけや、登録建築物エネルギー消費性能判定機関に関する情報の入口です。上記Q&Aの改定があった際は、まずここと各制度Q&Aのページを確認します。
一般財団法人 住宅・建築SDGs推進センター(IBECs)
建築物省エネ法に基づく省エネ計算そのものに関する質問を、住宅・非住宅それぞれのメール窓口とフリーダイヤルで受け付けている相談窓口です。法令解釈や制度運用上の判断に係る質問は対応外と明記されています。公表済みのQ&Aで解けない計算方法の疑問を送る先として使います。
02 — SECTION
BELSは省エネ性能表示制度における第三者評価という位置づけです。評価協会のBELS Q&Aと、国土交通省の表示制度FAQをあわせて見ると、評価書の記載と販売・賃貸時の表示の両面がそろいます。
一般社団法人 住宅性能評価・表示協会
A「制度について」(全般・他制度の関係・建築物の申請の範囲)、B「評価内容について」(全般・非住宅・住宅・複合建築物)、C「申請手続きなど」(申請書・申請図書・評価書・BELS表示・事例紹介ページ)の3部構成です。各問に番号と公開日・改定日が付き、末尾に別紙「図書省略のイメージ」(省エネ適判の計画書・適合判定通知書・軽微変更該当証明書の写しで申請図書を省略する流れ)が付いています。
掲載元:各制度Q&A(評価協会)
一般社団法人 住宅性能評価・表示協会
BELS登録機関リスト(業務区域・住宅/非住宅の業務対象)、評価業務方法書、ラベルの発行ページなどの入口です。Q&Aの回答で「BELS評価業務方法書を参照」と示される箇所は、ここから原本にあたります。
国土交通省 住宅局参事官(建築企画担当)付
建築物省エネ法に基づく販売・賃貸時の省エネ性能表示制度(2024年4月開始)の特設サイトにあるFAQです。努力義務の対象となる事業者・建築物、既存建築物や注文住宅の扱い、複合建築物のラベル、サブリースの伝達フロー、仕様基準を用いた場合の表示、太陽光の点灯星の数え方、住棟ラベルと住戸ラベルの関係などが並びます。
特設サイトのトップ:建築物の省エネ性能表示制度(国土交通省)。制度全体の質疑は上記の国土交通省 質疑応答集「2.表示制度」の節にもあります。
03 — SECTION
住宅性能表示制度のQ&Aは構造から防犯まで10分野を横断する大きな一冊です。温熱環境・エネルギー消費量の分野は問数が少ないため、省エネ計算の論点は省エネ適判部会Q&Aと国土交通省の質疑応答集を先に見る方が早いことが多いです。
一般社団法人 住宅性能評価・表示協会
前半に消費者向けQ&A(評価料金・申請者・設計評価と建設評価の違い・必須4分野など)、後半に「一般に公表しているQ&A」として、評価方法基準の条項番号を添えた技術Q&Aが分野1(構造の安定)から分野10(防犯)まで整理番号順に並びます。各問に公表日が付き、改定されたものは改定日が併記されています。
掲載元:各制度Q&A(評価協会)/制度ページ:住宅性能表示制度について(評価協会)
国土交通省 住宅局
設計住宅性能評価や長期使用構造等の確認を活用して省エネ適判を省略・合理化する場合の手続き(提出期限、検査報告書の扱い、認定の取り下げ時の手続き、共同住宅で住戸ごとに方法が混在する場合など)は、住宅性能表示制度側のQ&Aではなく、この節にまとまっています。
一般社団法人 住宅性能評価・表示協会
住宅性能評価機関が技術的審査を行う長期優良住宅認定制度のQ&Aです。断熱等性能等級・一次エネルギー消費量等級の要件が住宅性能表示制度と連動しているため、あわせて参照する場面があります。
制度ページ:長期優良住宅認定制度について(評価協会)
04 — SECTION
低炭素建築物認定のQ&Aは国土交通省住宅局の監修で評価協会が発行しています。認定の単位、着工との前後関係、変更認定と軽微な変更の線引き、増改築時の基準など、所管行政庁とのやり取りで問われる論点が中心です。
国土交通省住宅局参事官(建築企画担当)付 監修/一般社団法人 住宅性能評価・表示協会 発行
A「制度関連」(着工と認定申請の前後、容積率緩和との関係、連名申請、複合建築物の認定単位、市街化区域等の範囲、変更認定と軽微な変更など)、B「手続き関連」、C「審査関連」(型式性能認定の活用、駐車場の扱い、増改築時の基準、再生可能エネルギー利用設備の扱いなど)、D「その他」(賃貸住宅と税制優遇)の構成です。
掲載元:各制度Q&A(評価協会)
一般社団法人 住宅性能評価・表示協会
「低炭素建築物 認定申請書作成の手引き」の最新版(第10版・2026年4月1日)、上記Q&A、RC造等住宅の熱橋形状等に応じた線熱貫流率(Ψ)検索ソフトなどの公開資料がまとまっています。所管行政庁の検索もここからできます。
国土交通省 住宅局
低炭素建築物認定を受けた場合に省エネ適判通知書の交付があったものとみなす扱い、確認申請書第2面8欄の記入、認定の変更時は建物全体で確認する点、住宅部分の技術的審査を登録判定機関が行えることなど、認定と省エネ適判の接点に関する問答はこの節に入っています。
05 — SECTION
CASBEEのQ&Aは、評価ツールの運営元であるIBECs(一般財団法人 住宅・建築SDGs推進センター)がツール別に公開しています。準拠するマニュアルの版が明記されているので、評価に使う版と照らして読みます。
一般財団法人 住宅・建築SDGs推進センター(IBECs)
CASBEE-建築・戸建・不動産のQ&Aへの入口です。ウェルネスオフィスと街区のQ&Aは作成中と表示されています。ページ末尾にCASBEEの問い合わせ窓口が記載されています。
IBECs
CASBEE-建築(新築・既存・改修)の共通事項、複合用途建物の評価方法、Q1室内環境からQ3室外環境、LR1〜LR3の環境負荷削減までの76問です。回答は2014年版マニュアルに準拠しているため、現行版のマニュアルで記述が変わっている項目は原本を確認します。
使用登録、算定方法(算定法全般・工事区分・部位・資材・エネルギー・水・維持保全・解体・炭素固定)、その他の3章で、ツール使用者から寄せられた質問をもとに随時追加されています。改正建築物省エネ法で法制化されたライフサイクルカーボン評価の算定ツールとして参照する機会が増えています。
06 — SECTION
個別のQ&Aに入る前の入口と、計算の根拠にあたる資料です。旧制度時点のQ&A集は現行制度と扱いが異なる箇所があるため、参考としてだけ挙げています。
一般社団法人 住宅性能評価・表示協会
住宅性能表示制度・長期優良住宅認定制度・低炭素建築物認定・BELS・省エネ適判部会の5本のQ&A PDFと、申請補助ツールへのリンクが並ぶページです。本ページで挙げた評価協会のPDFはすべてここから開けます。建築研究所の技術情報ページからも、Q&Aとしてこのページが案内されています。
一般社団法人 住宅性能評価・表示協会
評価協会が公開している外皮計算書などの申請補助ツールです。国土交通省の質疑応答集でも、建築研究所が公開する外皮計算シート以外に評価協会等の計算シートを利用できる旨が示されています。
国立研究開発法人 建築研究所
住宅・非住宅の計算方法、WEBプログラム、入力マニュアル、次期改定版の先行公開がまとまる技術情報の正本です。Q&Aで「技術情報を参照」と示された箇所の行き先で、更新履歴が日付付きで確認できます。
国土交通省 住宅局 住宅生産課 建築環境企画室
説明義務・届出制度の時代に作られたQ&A集です。2025年4月の全面適合義務化後は扱いが変わった箇所があるため、現行制度については上記の質疑応答集(令和4年改正法に係るもの)を優先し、こちらは経緯の確認用として参照します。
07 — NOTES
公式Q&Aは審査機関との協議で根拠として示せる一方、版の違いや旧制度時点の回答が混ざると逆効果になります。読む前に確認しておきたい点を挙げます。
SOURCES
| 制度 | 資料 | 発行元 | 形式・版 |
|---|---|---|---|
| 省エネ適判 | 省エネ適判部会Q&A | 評価協会 省エネ適判部会 | PDF 20ページ/2026年3月版 |
| 省エネ適判ほか | 改正建築物省エネ法・建築基準法等に係る質疑応答集 | 国土交通省 住宅局 | PDF 105ページ/令和8年8月6日時点 |
| BELS | BELSについてのQ&A(一般向け用) | 評価協会 | PDF 10ページ/最終改正 2026年4月1日 |
| 省エネ性能表示 | 省エネ性能表示制度 よくある質問 | 国土交通省 | Web/Q1〜Q17 |
| 住宅性能評価 | 住宅性能表示制度Q&A | 評価協会 | PDF 107ページ/消費者向け 2025年4月1日更新 |
| 長期優良住宅 | 長期優良住宅認定制度Q&A | 評価協会 | PDF 21ページ |
| 低炭素建築物 | 低炭素建築物認定Q&A | 国土交通省 監修/評価協会 発行 | PDF 12ページ/令和7年4月1日 |
| CASBEE | CASBEE-建築Q&A・戸建Q&A・不動産Q&A | IBECs | Web/建築76問・戸建91問(2014年版準拠)、不動産(2021年SDGs対応版準拠) |
| LCカーボン | J-CAT FAQ | IBECs | Web/最終更新 2026年8月24日 |
08 — RELATED
Q&Aに出てくる用語を、外皮・一次エネ・手続き・表示の4分野で整理。
外皮計算・一次エネルギー消費量計算・BEI算出をサポート。
図書作成から代理提出・指摘対応まで一括対応。
省エネ適判と並行して評価書取得までを一括対応。
CASBEE建築評価員が認証・認証機関、自治体届出を支援。
東京都建築物環境計画書制度の計画書・根拠資料を作成。
2027年4月適用の新ZEH基準。断熱等級6×一次エネ35%削減を図解で。