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非住宅のモデル建物法 Ver.3.12β(2026年10月21日公開の試行版)では、計算結果PDFが6章構成になり、一次エネルギー消費量のGJ/年(合計と設備別)とPAL*の設計値・基準値が表示される。計算結果のBEImは変わらない
最新情報 非住宅 モデル建物法

モデル建物法の計算結果に、一次エネルギー消費量(GJ/年)とPAL*の値が載るようになります|
Ver.3.12β(2026年10月21日公開)の変更点と注意点

非住宅の省エネ計算で使う「モデル建物法」の計算結果は、これまでBEImとBPImという比率だけが表示され、一次エネルギー消費量の量(GJ/年)や、PAL*の値そのものは出ませんでした。 2026年10月21日に公開されたVer.3.12β(試行版)では、計算結果PDFの構成が変わり、一次エネルギー消費量のGJ/年(合計と設備別)と、PAL*の設計値・基準値が表示されるようになります。 当社で公式サンプルをVer.3.11とβ版の両方で計算して比べたところ、BEImやBPImの値は変わらず、変わるのは出力の形だけでした。何が増えたのか、そしてGJ/年の値を使うときに気をつけることを整理しました。

この記事の要点

① 建築研究所・国総研は2026年10月21日、非住宅のモデル建物法(通常版・小規模版)のVer.3.12βを公開した。変更内容の資料に挙がっているのは計算結果PDFと計算結果表示画面の変更(API仕様書では応答の項目追加も)。標準入力法のβ版は今回出ていない。 ② 計算結果PDFは「1. 計算条件」〜「6. BEIm」の6章構成になり、入力責任者の名称・プログラムのバージョン・評価対象・建物所在地・階数(通常版)が載る。 ③ 新たに一次エネルギー消費量[GJ/年]の合計値と設備別の値(設計値・基準値)と、PAL*の設計値・基準値(通常版)が表示される。複数用途集計時の「4. 内訳」の表はなくなる。 ④ 当社で公式サンプル(事務所モデル)を計算して比べると、BEIm・BPIm・設備別のBEImはVer.3.11と同じ。入力シートもVer.3.11用とMD5ハッシュ値が一致した(2026年10月26日時点)。 ⑤ β版の結果は届出や補助金の申請には使えない。PDFの1ページ目にもその旨の文字が入る。 ⑥ 表示されるGJ/年は、モデル建物法の前提条件で計算した値で、標準入力法の値とは一致しないとPDFに注記されている。

0110月21日に公開されたVer.3.12βとは

非住宅の省エネ計算プログラム(エネルギー消費性能計算プログラム(非住宅版))は、建築研究所・国土技術政策総合研究所などが公開サイトで配布しています。このサイトのお知らせ欄に、2026年10月21日付で「Ver.3.12β版のプログラムを公開しました」と掲載されました。対象はモデル建物法 Ver.3.12βで、変更内容の資料「モデル建物法(Ver.3.12β)における更新の内容」(全2頁)が付いています。1頁目が通常版、2頁目が小規模版です。標準入力法のβ版は、今回は公開されていません。

β版は、サイトの「次期更新版」のページに置かれます。このページの注意事項には、次の4点が書かれています。

また、お知らせ欄には「各種プログラムの更新は、原則として年2回(毎年4月と10月)とします」とあります。直近の流れを並べると、表1のとおりです。

表1|非住宅プログラム(モデル建物法)の直近の公開の流れ

公開日お知らせの内容位置づけ
2026年8月5日Ver.3.11β版のプログラムを公開(標準入力法・モデル建物法・ダブルスキン等の外皮性能計算ツール)次期更新版(試行版)
2026年8月27日Ver.3.11β2版に更新(標準入力法・モデル建物法)次期更新版(試行版)
2026年10月1日Ver.3.11を公開(プログラムの変更内容)現行版(いま申請に使う版)
2026年10月21日Ver.3.12β版を公開(モデル建物法のみ)次期更新版(試行版)。届出・補助金申請には使えない

出典:建築研究所・国総研ほか 非住宅プログラム公開サイトのお知らせ欄(2026年10月26日に確認)、同 次期更新版ページの注意事項。

正式版の公開日は、2026年10月26日に当社が確認した範囲(公開サイトのお知らせ欄・次期更新版ページ・変更内容の資料)では示されていません。ただ、β版で出力した計算結果PDFのバージョン欄には「Ver.3.12β (2027.04)」と表示されます(Ver.3.11の正式版は「Ver.3.11 (2026.10)」)。年2回の更新の原則とあわせると、2027年4月の運用開始が見込まれていると考えられます。公式に予告された日付ではない点に注意してください。

02計算結果PDFの構成は、こう変わります

変更内容の資料によると、通常版の変更は1項目で、中身は(ア)〜(エ)の4点です。いちばん大きいのは、計算結果PDFの1ページ目(結果の要約)の作りが変わることです。Ver.3.11では1ページ目に「1. 計算結果及び評価結果」という1つの表があり、(1)〜(6)の欄に名称・床面積・地域区分・モデル建物・評価結果(BEImなどの比率)・判定が並んでいました。Ver.3.12βでは、これが6つの章に分かれます。

表2|計算結果PDFの要約部分の新旧(モデル建物法・通常版・単用途)

項目Ver.3.11(現行版)Ver.3.12β
構成「1. 計算結果及び評価結果」の中に (1)建築物の名称 (2)床面積 (3)省エネ地域区分/年間日射地域区分 (4)モデル建物 (5)評価結果 (6)判定「1. 計算条件」「2. 建物の概要」「3. 一次エネルギー消費量計算結果」「4. 判定(年間熱負荷係数(PAL*))・BPIm」「5. 判定(一次エネルギー消費量)」「6. BEIm」の6章
計算条件・建物の概要の欄に新たに載る情報—(プログラムのバージョンは各ページの下部にだけ表示)入力責任者の名称・プログラムのバージョン・評価対象(例:一次エネルギー消費量とPAL*(単用途))・建物所在地・階数
一次エネルギー消費量表示なし(BEImと設備別のBEImだけ)GJ/年の合計値と設備別の値(設計値・基準値)。太陽光発電とコージェネレーション設備の削減量、「その他」も表示
外皮BPImだけPAL*の設計値・基準値[MJ/(㎡年)]とBPIm、判定結果
判定の表「BEIm ≦ 1.00 (小規模)」のように、BEImと基準値を比べた形で達成・非達成一次エネルギー消費量(GJ/年)の設計値と基準値を並べて達成・非達成(第5章)。BEImと基準値は第6章に別表
要約のページ数1ページ2ページ(公式サンプルでは全体が17ページ→18ページ)
計算結果表示画面—計算結果PDFと同じ構成・同じ値にし、GJ/年を表示

出典:「モデル建物法(Ver.3.12β)における更新の内容」(令和8年10月21日)p1 の(ア)〜(エ)。Ver.3.11 の欄と、要約・全体のページ数は、公式サンプル「事務所モデル(モデル建物法)」をVer.3.11とVer.3.12βで計算して当社が出力した計算結果PDF(2026年10月26日)によります。結果PDFに付く入力内容の帳票(様式A〜I・軽微な変更の確認項目の一覧。Ver.3.11はp2以降、β版はp3以降)は新旧で同じ並びでした。

新しく載る入力責任者の名称・所在地・階数は、もともと入力シートの「様式A 基本情報」にある欄(②入力責任者、④建築物所在地、⑫計算対象部分の階数)です。入力の手間は増えず、入力済みの内容が要約ページに出てくるようになると考えればよいでしょう。公式サンプルでも、様式Aに入力した入力責任者名がそのまま要約ページに載りました。仮の名前などを入れたままにしないよう、提出前に様式Aを見直す習慣をつけておくと安心です。

03新しく表示される数値(公式サンプルの例)

実際にどのような表になるかを、公開サイトで配布されている公式サンプル「事務所モデル(モデル建物法)」(東京都新宿区・6地域・計算対象床面積10,000.82㎡・地上7階)で見てみます。β版で計算すると、第3章「一次エネルギー消費量計算結果」は表3のようになりました。

表3|第3章「一次エネルギー消費量計算結果」の例(公式サンプル・事務所モデル)

区分設計値[GJ/年]基準値[GJ/年]
空調設備8,788.08,748.1
換気設備728.81,053.4
照明設備3,926.24,355.1
給湯設備1,200.9873.3
昇降機465.7232.9
削減量:太陽光発電(PV)85.8-
削減量:コージェネレーション設備(CGS)48.4-
その他3,682.73,682.7
合計(PV及びCGSを対象とする場合)18,657.918,945.2
合計(CGSを対象とする場合)18,743.7

出典:公式サンプル「事務所モデル(モデル建物法)」をVer.3.12β(API)で計算した結果PDF p1(当社・2026年10月26日)。基準値の合計は2行をまとめた1つの値です。「CGSを対象とする場合」の合計は太陽光発電の削減量を差し引かない値で、誘導基準の判定に使われます(API仕様 Ver.3.12β「6.6 計算結果の応答形式」)。

第4章にはPAL*が載ります。このサンプルでは設計値450・基準値470[MJ/(㎡年)]、BPImは0.96で「達成」です。API仕様書によると、PAL*の設計値は小数点以下を切り上げた整数、基準値は小数点以下を切り捨てた整数で、BPImはこの2つで割った値です。

第5章は判定です。建築物エネルギー消費性能基準の大規模・中規模・小規模と、誘導基準のそれぞれについて、一次エネルギー消費量(GJ/年・その他を含む)の設計値と基準値、判定結果が並びます。第6章は、その他を除いた一次エネルギー消費量とBEImの表です(表4)。

表4|第6章「BEIm・一次エネルギー消費量(その他除き)」の例(公式サンプル・事務所モデル)

適用する基準設計値[GJ/年]基準値[GJ/年]BEIm 設計値BEIm 基準値
省エネ基準(大規模)14,975.312,210.10.990.80
省エネ基準(中規模)12,210.10.80
省エネ基準(小規模)15,262.61.00
誘導基準15,061.19,157.60.990.60

出典:同上の結果PDF p2。設計値の列は、PDFでは大規模・中規模・小規模の3行をまとめた1つの値です。API仕様 Ver.3.12β の「6.6 計算結果の応答形式」には、中規模建築物の基準一次エネルギー消費量と達成状況は、現行の基準では大規模建築物と同じ値になると書かれています。

判定の表には大規模・中規模・小規模の3つの基準がすべて並び、このサンプルでは大規模・中規模が「非達成」、小規模が「達成」と表示されます。どの行がその建物に当てはまるかは、建物の規模で決まります。結果PDFを施主や社内に回すときは、当てはまる行に印を付けておくと読み違えを防げます。この3行の並びはVer.3.11の判定欄も同じです。

04計算結果は変わらない — Ver.3.11と比べた結果

変更内容の資料に挙がっているのは出力の変更だけで、計算方法の変更は書かれていません。念のため、同じ公式サンプルをVer.3.11とVer.3.12βの両方で計算し、結果を並べました(表5)。どちらも公開サイトのAPI(Ver.3.11は「v3110」、β版は「beta」の指定)で計算しています。

表5|同じ入力で計算したVer.3.11とVer.3.12βの比較(公式サンプル・事務所モデル)

項目Ver.3.11Ver.3.12β
BEIm0.990.99
BPIm0.960.96
誘導BEIm0.990.99
BEIm/AC・V・L・HW・EV1.01・0.70・0.91・1.38・2.001.01・0.70・0.91・1.38・2.00
一次エネルギー消費量[GJ/年]表示なし表3のとおり
PAL*の設計値・基準値表示なし450・470
入力シート(ファイルそのもの)次期更新版ページの「Ver3.12_beta」と現行版ページの「Ver3.11」は、モデル建物法・小規模版・サンプルの3組ともMD5ハッシュ値が一致

出典:公式サンプルを両版のAPIで計算した結果(当社・2026年10月26日)。入力シートの比較は、両ページから同日にダウンロードした6ファイルのハッシュ値によります。これは1つのサンプルでの確認で、すべての入力で値が変わらないことを保証するものではありません。

つまり、Ver.3.12βは「計算はそのまま、見せ方を変えた版」です。いま進めている物件の入力シートを作り直す必要はなく、正式版が出たあとは、同じ入力シートを読み込めば新しい形式の計算結果PDFが得られると考えられます(正式版で入力シートが改訂されるかどうかは、公表を確認してください)。

05GJ/年の値を使うときに気をつけること

モデル建物法でもGJ/年が出るようになるのは便利ですが、使い方を誤ると数字が独り歩きします。結果PDFと仕様書から読み取れる注意点は次の4つです。

① 標準入力法の値とは一致しない。β版の結果PDFの第3章の下には、表示される一次エネルギー消費量(GJ/年)は、モデル建物法で設定された建物規模と室用途の構成を前提とし、主要な設計仕様に基づいて計算した値であり、標準入力法で計算した一次エネルギー消費量とは一致しない、という趣旨の注記が入ります。モデル建物法は、建物の用途ごとに決められたモデルに主な仕様を当てはめて評価する方法なので、実際の建物の室構成を1室ずつ入力する標準入力法とは前提が違います。エネルギー使用量の見込みや光熱費の試算の根拠として使うのは避け、様式などに書く場合は、モデル建物法の値でよいかを提出先に確認しておくのが安全です。

② 「その他」を含むか除くかで2種類ある。第5章の判定の表は「その他」を含む値、第6章のBEImの表は「その他」を除く値です。公式サンプルでは、設計値が18,657.9GJ/年(含む)と14,975.3GJ/年(除く)です。表示値同士の差は3,682.6GJ/年で、「その他」欄の3,682.7GJ/年とは0.1の差があります(端数処理によるものと考えられます)。転記する欄がどちらを求めているかを確かめてください。

③ 太陽光発電の削減量を引いた値と、引かない値がある。省エネ基準の判定に使う設計値は太陽光発電とコージェネレーション設備の削減量を差し引いた値、誘導基準の判定に使う設計値は太陽光発電の削減量を差し引かない値です(API仕様 Ver.3.12β「6.6 計算結果の応答形式」)。表3の合計が2行あるのはこのためです。

④ 表示値を足しても、合計と少しずれることがある。公式サンプルで、表3の設備別の設計値を足して削減量を引くと18,658.1になり、表示されている合計18,657.9とは0.2ずれます。基準値も、設備別を足すと18,945.5で、合計18,945.2と0.3ずれます。各値が小数点以下1桁に丸めて表示されているためと考えられます。合計は足し算で作らず、PDFの合計欄の値を使うのが確実です。

なお、第6章の設計値14,975.3を、小規模欄の基準値15,262.6(BEImの基準値1.00に当たる値)で割ると0.981…ですが、BEImの表示は0.99です。BEImは端数を切り上げて小数点以下2桁で表示されるためと考えられます。GJ/年から自分でBEImを計算し直すと、表示と合わないことがあるので注意してください。

06小規模版・複数用途集計・APIで変わること

小規模版。変更内容の資料の2頁目によると、モデル建物法(小規模版)も通常版と同じ章構成になり、入力責任者の名称・プログラムのバージョン・評価対象・建物所在地が表示されます。小規模版で評価しない項目の欄には「-」が入ります。GJ/年は合計値と設備別の値(設計値・基準値)が表示されますが、PAL*の値は小規模版の表示項目に挙がっていません。通常版の項目にある「階数」も、小規模版の資料には書かれていません。小規模版の入力シートの様式SA(基本情報)には、もともと階数の欄がありません。

複数用途集計。複数の用途を集計する場合も、単一用途と同じく、計算結果PDFにGJ/年の合計値・設備別の値とPAL*の値が表示されます。その代わり、複数用途集計時(増改築を含む)の計算結果PDFにあった「4. 内訳」の表は廃止されます。用途ごとの内訳の表を社内資料や説明資料に使っていた場合は、正式版でどう見えるかを早めに確かめておくとよいでしょう。

API。APIで計算プログラムを使っている計算ソフトや社内ツールには、別の影響があります。API仕様 Ver.3.12βによると、計算の応答に、各基準の達成状況、PAL*の設計値・基準値、GJ/年の合計値と設備別の値が追加されます。既存のプロパティの名前・型・値は変わりませんが、プロパティの順序が変わり、順序は保証しないとされています。応答を並び順で読み取っている仕組みは、名前で参照する形に直しておく必要があります。公開サイトによると、非住宅プログラムはAPI経由での利用が大半を占めています。

当社の見立て — 今やっておくとよいこと

今回のβ版は計算結果を変えないので、進行中の物件はVer.3.11のまま進めて問題ありません。β版は、正式版の結果PDFがどう見えるかを先に確かめる道具として使うのがよいと考えます。 とくに、施主への説明資料や補助金・計画書の様式に一次エネルギー消費量の量を書く場面では、これまでモデル建物法の計算結果PDFには表示されなかったGJ/年が、手に入るようになります。ただし、①の注記のとおり値の意味は標準入力法と同じではありません。当社では、モデル建物法のGJ/年を使うときは、どのプログラム・どのバージョンの、どの欄の値かを必ず併記することをおすすめしています。

07よくあるご質問(FAQ)

Ver.3.12βで計算した結果を、省エネ適判や届出に使えますか。

使えません。次期更新版のページの注意事項に、試行版による計算結果は公的な届出や補助金の申請には使用できないと書かれています。β版で出した計算結果PDFの1ページ目にも、届出には使用できない旨の文字が斜めに大きく入ります。いま申請に使うのは、2026年10月1日に公開された現行版のVer.3.11です。

Ver.3.12βで、BEImやBPImの計算結果は変わりますか。

変更内容の資料(2026年10月21日)に書かれているのは、計算結果PDFと計算結果表示画面の変更だけで、計算方法の変更は挙がっていません。当社で公式サンプル(事務所モデル)をVer.3.11とβ版の両方で計算したところ、BEIm・BPIm・設備別のBEImはすべて同じ値でした。ただし試行版は予告なく変更されることがあるとされているので、正式版の公開時に改めて確認してください。

Ver.3.12の正式版は、いつ公開されますか。

2026年10月26日に当社が確認した範囲では、正式版の公開日は示されていません。公開サイトには、プログラムの更新は原則として年2回(毎年4月と10月)とする、と書かれています。また、β版の計算結果PDFのバージョン欄には「Ver.3.12β (2027.04)」と表示されます。このことから2027年4月の運用開始が見込まれていると考えられますが、公式に予告された日付ではありません。

表示されるGJ/年の値は、標準入力法で計算した値と同じですか。

同じにはなりません。β版の計算結果PDFには、表示される一次エネルギー消費量(GJ/年)はモデル建物法で決められた建物規模と室用途の構成を前提にした値で、標準入力法で計算した値とは一致しない、という趣旨の注記が入っています。計画書や補助金の様式にGJ/年を書く場合は、モデル建物法の値で受け付けてもらえるかを、提出先に確認しておくことをおすすめします。

Ver.3.12β用の入力シートは、作り直す必要がありますか。

2026年10月26日の時点では、作り直す必要はありません。次期更新版のページで配布されている「Ver3.12_beta」の入力シート(モデル建物法・小規模版)と事務所モデルのサンプルを当社でダウンロードして比べたところ、現行版ページのVer.3.11用のファイルは、3組ともMD5ハッシュ値が一致しました。今回の変更は出力の変更なので、Ver.3.11用の入力シートをそのままβ版に読み込めます。

小規模版でも、GJ/年は表示されますか。

表示されます。小規模版の変更内容には、一次エネルギー消費量のGJ/年の合計値と設備別の値(それぞれ設計値と基準値)を表示する、と書かれています。一方、PAL*の値は小規模版の表示項目には挙がっていません。小規模版で評価しない項目の欄には「-」が表示されます。

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Sources — 出典・参考資料

建築研究所・国土技術政策総合研究所ほか「エネルギー消費性能計算プログラム(非住宅版) モデル建物法(Ver.3.12β)における更新の内容」(令和8年10月21日・全2頁。p1 通常版・p2 小規模版)
非住宅プログラム公開サイト「次期更新版のプログラム・入力補助ツール」(注意事項・Ver3.12_beta 入力シート)/「プログラム・入力補助ツール」(現行版)/トップページのお知らせ欄(2026年10月26日に確認)
同「API経由で他のソフトウェアと連携可能」のページ/「モデル建物法 API仕様 Ver.3.12β」(全29頁・変更履歴と「6.6 計算結果の応答形式」)/「API仕様 Ver.3.11」
同 公式サンプル「事務所モデル(モデル建物法)」の入力シートを、Ver.3.11とVer.3.12βのAPIで計算した結果(当社・2026年10月26日)
※ 第5節の注意点の④とBEImの表示の読み方、正式版の時期の見込み、第6節の囲みの見立ては当社によるものです。

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